マイノリティ・リポート (2002米)
出演 トム・クルーズ 監督 スティーブン・スピルバーグ

スピルバーグとトム・クルーズ!! これは見に行っても
全くはずれ ということはないだろう 楽しませてくれるはず・・・
と 安心して見に行ける映画。
やっぱり 安心して見ていられるし ストーリーや構成はしっかりしていて
映像も素晴らしいのに、なんか ちょっぴり薄っぺらいのは 何故?

原作のせい?にしてみるとすれば
確かに P・Kディックの小説はとても 面白いSF作品なのに
映画になると 何故か冷たい感じになってしまうという気もする。

キャストのせいにしてみれば、
そういえば 他のキャストの印象が何となく薄い・・・
あまりにもトム・クルーズにおんぶに抱っこというような気がしなくもない。
トムの奥さん役の人だって いい役なのに あまり顔が思い出せないほど
同僚も 法務省の役人も なんか 人間味を感じないような・・・

そりゃあ だって あなた SFだもの 未来ものだもの
人間味が薄くなるのはしかたがないわよ。っていうのもわかる・・・

ちょっと まった!もう一度 最初の原点に戻ってみましょう!!

それでも やっぱり マイノリティーリポート 見に行きたい〜!
と思ったのは何故だろう?を 自己分析してみました。

それって やっぱりトム・クルーズを見に行きたいからなのではないか?
特別に大ファンというわけでもないのに なぜか 彼の作品が見たいのである。
彼の超前向きな考え方と うらやましいほど美しい自己愛。
とびっきりの笑顔。そう私はそんな人間的なトム・クルーズが大好きなのである。

そういう面では トム・クルーズめっちゃかっこ良かった
トム・クルーズ大活躍 ばんざ〜い というほど 彼の魅力満載の作品である。

あと最後に もう一つだけ・・・
特殊能力者がいつもかわいそうなのは つらい・・・(-_-;)
「シックス・センス」の少年、「ギフト」の占い師、「リング」の貞子にしても
利用されたり 恐れられたりするのは もう時代遅れな気がする。
特殊能力者のコメディ映画が見てみたいと思うのは私だけでしょうか?
奥様は魔女なんかは とっても◎!! だと思うのですが・・・(^^;)

で結局 マイノリティーリポートはどうなの??ってことですが、
人間関係の深い思いや 心の動き、感動 といったものを期待していくと
ちょっと 薄っぺらく感じますが、CGの凄さは感動ものだし
さすが未来のSFもの!さすがPKディックと思えるほどの斬新なストーリー。 
でも よくよく考えると ぞっとするほど恐ろしい・・・
そんな未来警察ものです。

で最後には「あ〜 終わった あ〜面白かった」と
映画館で 伸びをして うんうん満足って感じで帰れます。(^_-)

ソフィー ★★★半
パパ ★★★

パパ
トムクルーズは 必死のぱっち


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マイ・ブルーベリー・ナイツ (2007/仏=中国=香港)
監督 ウォン・カーウァイ
出演 ノラ・ジョーンズ / ジュード・ロウ / デヴィッド・ストラザーン /
   レイチェル・ワイズ / ナタリー・ポートマン

恋愛ものと思ってみたら ロードムービーでした。
私達夫婦はロードムービーの世界観と時間の流れが好きなのですが
ジュード・ロウの甘いマスクに騙されてみたい恋愛派の方には
期待はずれな内容かもしれません。
(彼はずっとカフェのカウンターの中だしね)
ノラ・ジョーンズが結構いい味を出していて、
もちろん音楽のほうもノラのヴォーカルから始まり
ライ・クーダーの渋いギターが流れたりと、とても質が高い。
大人のおしゃれなヒューマン・ドラマ・ロードムービー
が見たいかたには とってもおすすめです。


ソフィー ★★★★
パパ ★★★★

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マグノリア (1999米)
出演 トムクルーズ

なぜ、このシナリオを見て、 トムクルーズが出演を切望したのか
私にはさっぱり わっかりませ〜ん。
空から蛙が降ってくること
強引に偶然に結びつけるところなんて
ますます、わっかりませ〜ん!

二本組みの長〜い ビデオだったので
時間損しちゃったって気分です

この手の 難しい精神論的な 映画は苦手かも・・・

ソフィー
パパ 星かえせ〜
ナヲ  ★★★★半

ナヲ
色々なスト−リ−があり単純に楽しめた

パパ
トムクルーズは 必死の長髪。


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マグノリアの花たち (1989米)
出演  サリー・フィールド  ダリル・ハンナ  ジュリア・ロバーツ
    シャーリー・マクレーン  ドリー・パートン

出演者だけみても なんと豪華絢爛な女優陣!!
存在感は素晴らしく さすがの演技派達である。

・・・とある町の 女達の物語。
大親友なのか たんなるおしゃべり友達なのか
病気がちな 娘を通して 女達の日常的なドラマは展開していく。

お節介なのか ひねくれ者なのか 変わり者なのか 
時間が経つにつれ そんなことは どうでもいいこと のように思えてくる。

プライベートを重視するアメリカの夢が描かれているのだろうか?
普通の町の 普通の女達の繰り広げるドラマに 
最後には 見るものに 安心感と 感動を呼ぶ 
キーワードは 心を開くことと ユーモア 
まさしくそれが 愛の原点ではないだろうか?

ソフィー ★★★★
パパ ★★★★

パパ
トムクルーズは 出てません。


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マジェスティック (2001米)
出演 ジム・キャリー

すっごいよかった 感動した!ジム・キャリーはこの映画が一番!!
コメディのジムキャリーしか知らない人は ぜひ この映画の彼を見て!!

まさに偶然 まさにそんなのあり〜?なお話でもあります。
でも「事実は小説より奇なり」という言葉が当てはまるのは
案外こんなことなのかな? 
と思うほど 実にうまくできたストーリー全体の構成も素晴らしい。
感動させるところは しっかり感動、登場人物の心の動きや
本当の勇気とは?自由の国アメリカとは? と政治的な視点からも
見せてくれる。

「ショーシャンクの空に」「グリーン・マイル」の監督といえば
やっぱり〜!ってうなづける と思う。
業界では この「マジェスティック」をいれて 三部作と言われているそうだ。
私もこの三部作にキーワードを当てはめるとしたら
「諦めない」「奇跡」「真実の愛と勇気」ってかんじかな?(*^^*)

最後までしっかり見せてくれる 幸せな気分になれるハッピーな映画
って ここのところあまりないけど 
これは本当に 久しぶりに いい映画見させて頂きました。

ソフィー ★★★★★
パパ ★★★★★

パパ
事務キャリー


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マトリックス (1999米)
出演 キアヌ・リーブス

大変印象に残る作品ですね
あの黒ずくめの格好で
子供の参観日に行ってみたいと思いました。(~_~;)

かっこいい映画なのに、あちこちでパロディーに使われ
それほど跳んでた映画なんでしょうね。
内容も面白く、ストーリーもややこしいようで、そうでもなく
精神世界的要素もあって なんか面白かったですね

銃でバンバン撃ちまくって 人をあやめていくのは 頂けません
映画ですから現実と仮想現実の区別はつけませんと・・・

ソフィー ★★★★
パパ ★★★★★

パパ
キアヌ・リーブスは黒髪


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マトリックス・リローデッド (2003米)
出演 キアヌ・リーブス

ついに あのマトリックスが帰ってくる と
ウキウキして 見に行ったのですが・・・・
今回のマトリックスは ひじょ〜〜〜〜に難しかった。 
本はとっても難しいのが好きだったりするけれど 
映画はわかりやす〜いのが案外好きだったりします。(^^ゞ

解説によると 今回はコンピューター側からみた世界
ということらしくて・・・???
そうか〜!! だからだ〜! 
私は インターネットは、やっても 
コンピュータの操作などは苦手 そりゃあ 仕方ないかも・・・(^_^;)

あと もうひとつ 残念だったのは 
トリニティがあれから少し年をとって痩せてしまって・・・
恋愛シーンに今ひとつ色っぽさがなかったこと・・・(--;)

しかし 映像に関しては、『どうやって撮ったんだろう?』
って感心するほどの ど迫力映像が続くのです。これは圧巻!!
空飛ぶネオは もう ほんとに飛びまくりだし・・・(^^;)

でも逆に難しく考えすぎない方が 見れるのかもしれません。
といいますのも、
私が意味がわからず ???だった部分を、
小3の娘が『お母さん これは こういうことやで』とあっさりと
解説してくれました。 う〜〜ん恐るべし・・・
読めないはずだった字幕も なんとなく読んでるし
この手の近未来映画は 子供の方が 得意かもしれません。(^^ゞ

今回のマトリックスは完結ではないので 11月公開の
レボリューションを楽しみにしたいと思います。 

ソフィー ★★半
パパ ★★★

パパ
キアヌ・リーブスは黒髪


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ミート・ザ・ペアレンツ (2000米)
出演 ロバート・デ・ニーロ

世の結婚前の男性の皆さん!
お父さんがロバートデニーロだったら
それだけでも もう 彼女と別れちゃう!
なんて 言ってしまいそうでしょ(笑)
で、その彼氏というのが
職業がどうとか お金持ちであるないとか 
お父さんがデニーロだから萎縮してしまうとか言うまえに
こんな ドン臭い男はごめんよっ! って感じの娘婿なのです。
見る人によっては チャーミングって感じるかも!
結構楽しい、家族愛と 娘を思う父親が可愛い作品です。


ソフィー ★★★
パパ ★★

パパ
ロバート・デ・ニーロ。。。。


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ミート・ザ・ペアレンツ2 (2000米)
出演 ベン・ステイラー  ロバート・デニーロ    ダスティン・ホフマン  バーバラ・ストライザント


前作のロバートデニーロが元C・I・Aで
彼女の父親役 というだけで思わず拍手してしまいそうなのに・・・

今度はベン・ステイラー演じる青年側の父親と
母親が登場するパート2 そして その夫婦役を演じるのが驚くなかれ
ダスティン・ホフマンとバーバラ・ストライザントなのです。

一介のファミリーコメディに このキャストはOKなのか?
ダスティンが専業主夫 バーバラがセックス・セラピスト って 
こんな設定ありなのか?
しかし さすがな 名優たち
子供達の結婚を前に お互いの家族同士で顔合わせという
よくある単純なストーリーなのに ここまで楽しませてくれるのだから素晴らしい。

最近笑いが足りないな〜と思われる方にはぜひお薦めです。


ソフィー ★★★半


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ミッション イン ポッシブル (1996米)
出演 トム・クルーズ  ジャン・レノ

これは ほんとうに ハラハラ ドキドキで
手に汗握るシーンが目白押し!って感じでした

アクションシーンが素晴らしく
トム・クルーズのカリスマ性が良く出ていて
誰が敵なのか味方なのか スパイもののスリリングな面も
とても楽しめた作品でした

天井からの吊り下げシーンは
いまだに いろんなところで パロディられ中

この映画のテーマソングをかけると
保育園に行く用意が素早かった娘を思い出します

ソフィー ★★★★
パパ ★★★★★

パパ
お待たせしましたトムクルーズ


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MI−2 ミッション・インポッシブルU (2001米)
出演 トム・クルーズ

おなじみトムクルーズの
ミッションインポッシブル2はジョン・ウー監督作品

ジョン・ウーの作品マトリックスやフェイスオフなどもそうですが
乱射シーンが出てきても なぜか
あまり残虐に感じないのは 私だけでしょうか

相手の女優がなんか個性的で素敵
ほらみて!鼻と口が私に似てるでしょ!と、
ほぼ強制的に決めつけ
パパのあきれた顔を横目に 楽しく見れました

ほとんどのスタントをこなす トム・クルーズ!!
メイキングが最後についてましたが
あまりにも陽気すぎる笑顔
監督と肩を抱く姿が白々しいほどフレンドリー
こんなタイプの日本人は少ないな
友達にはいないタイプだなぁと思いました。

映画のほうは期待を裏切らない なかなかの楽しさでした

ソフィー ★★★半
パパ

パパ
みんなのトムクルーズ?


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MI−3 ミッション・インポッシブルV (2006米)
出演 トム・クルーズ

うんまあ面白かったなぁ こんなもんかな・・・・
でも これでいいのかなぁ 

なんだか大作の映画を見たって気がしないなあ・・・・
っていうのが正直な感想です。
私達『トム・クルーズの映画を見てハッピーになろうの会』(^_^;)
の名誉会員としては やっぱりどうも納得がいかない・・・
とりあえずは 最近の好きな手法(ダビンチコードの時を参照)
ソフィー’s プロファイリングで見ていこう・・・・(^_-)-☆

その1
映画を見てもいつも外国人俳優の顔を覚えられないソフィーが
いやに珍しく よ〜〜〜く顔を覚えている・・・・

その2
トム・クルーズが人間味溢れていて 笑顔がさわやかである。

その3
妙に中国を強調しすぎる。

その4
映画が始まってすぐに とってもよく知ってる俳優のどアップがあった。

その5
マイクロチップとか 埋め込み式爆弾とか 小細工が多い。

その6
なんといっても やっぱトム・クルーズがあんまりかっこ良くない。

その7
あのテーマソングが、強調されてない。
これまたかっこよくない。

その8
読唇術や、何ヶ国語も自在に操る これどこかで見たことあるなぁ

その9
なんとなくメロドラマ風? えっ?もしかして夫婦愛????

その10
全く隙がなく・スタイリッシュでいてオールマイティなイーサン・ハントが
ただの肉体派に大変身???
走って 走って どっか〜〜〜ん!!
走って 走って ぎりぎりで 
またまた どっか〜〜〜ん!! ??????????????????(^_^;)

ごほっごほっごほん・・・失礼しました。

以上のように並べてみても トムには大変申し訳ないのですが
なんとなくテレビ・スパイ・ドラマ級なのです。

こんな風になんかしっくりしないまま帰宅したのですが、
落ち着いてから パンフレットを見て やっとパパが謎をといてくれました。

この映画の監督は あの人気TVドラマ『エイリアス』の監督だったのです。

しょっぱなに映った良く知ってる俳優は エイリアスの準主役マイケルボーンの友人役。

登場人物の顔を良く覚えているのも
俳優のアップが強調されていたからこれって知る人は知る、テレビドラマのカメラワーク。

主人公を等身大でとらえてしまうのも、
(トムの等身大描写は決してかっこよいわけじゃない)
妙ににこざっぱりして まとまってしまってるけど
心にど〜〜〜んと訴えてこないのも、なんだか理由がわかったような気がしました。
とはいっても 少し酷評かなって 
反省もしながらももともとSFファンタジー・アドベンチャーが
大好きなソフィーがここまでこだわって批評してしまうのは何故なのでしょうか?

それは、やっぱり・・・
デパルマの ミッション・イン・ポッシブル1がとっても面白かったから。
どこの国なのか 時代背景まで少し謎で 
人間関係も妙に絡んでいてしっかりだまされる! 
もしくは、だまされたい というか、だまされて嬉しい・・・(^_^;)(^_^;)(^_^;)
建物全体から伝わってくるアジトの不気味さ・・・
水槽が大爆発する奇想天外さ・・・
本当に絶対できそうにない インポッシブルさ・・・
男も惚れるイーサン・ハントの鮮やかなミッションぶり!!
未だにパパが真似するイーサンの吊り下げワイヤーアクション!!
これ(一作目)は スパイ映画の名作だと思います。
ぜひ皆様見比べてみてください。

ソフィー ★★★
パパ ★★★半

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ミッション・トゥー・マース (2000米)
出演 ゲイリー・シニーズ ティム・ロビンス

これまた宇宙ものです
アンドロイドやクールな宇宙飛行士をさせれば
右に出る人がいないんじゃないかと思える
ゲイリー・シニーズが主演。

そしてまた 私がひそかにパパに似ていると思っている
チョッと猿顔で間抜け面の
ティム・ロビンスと共演なのだ〜

同じ火星者でもレッドプラネットは
結構現実的な3次元的発想
ミッションは異次元的といった感じでしょうか

最後の○○がアニメチックだったのはチョッと残念
ストーリー的にも登場人物の感情が良く出ていて楽しめました

ソフィー ★★★半
パパ ★★★★★

パパ
宇宙ものはやっぱりいい


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ミリオン・ダラー・ホテル (2000米)
出演 ミラ・ジョヴォビッチ

ホテルと言うより、マンションのような感じ?
そんなホテルの住人と 事件が絡んだお話。
結構仲良しな 住人たちなのに、何か事件がおきたら
人間の腹黒さが手伝って・・・・
心が清い人達は 報われないような お話は
個人的に嫌いです。また 現実社会にそぐわない時は
すぐ、死に直行してしまうように 匂わせるような
ものも なんか違います。精神世界を語るときに
肉体が伴うのなら、全てを有効に生かせなくてはなりません。
そうでない、精神性は まやかしです。


ソフィー
パパ

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ムーランルージュ (2001米)
出演 ユアン・マクレガー  ニコール・キッドマン

これこそ、まさに ミュージカル! 
楽しく愉快 豪華絢爛 しかし どこかはかなげ・・・
二コール・キッドマン めちゃ綺麗! あの細さ あの白さ。
ユアン・マクレガー 素敵なお声じゃないの・・・歌うまいやん!
ロミオ&ジュリエットの監督らしい スピード感のある映像・・。
なんか、久しぶりに 恋愛で泣けた! 
とってもとっても 素敵な映画でした。

ソフィー ★★★★半
パパ ★★★★★

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メッセージ (2016米)
監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ
出演:エイミー・アダムス ジェレミー・レナー フォレスト・ウィテカー

SFものは元々好きだけれども、当たり外れが大きいジャンルではあります。
そんな中、まさに現代の私たちに必要な
その名のごとく素晴らしいメッセージを込めた作品に出会ったのです。
一人女性の視点からスタートするその始まり方にも感性が溢れています。

女性が子供と日常を過ごしている記録が順不同で現れ、
SF的ストーリーとリンクしていくという感覚に訴えかける構成が
とても印象に残ります。

その女性ルイーズは言語学者で突如現れた宇宙船とその宇宙人達との
意思疎通のため軍からの要請を受けることになります。
そこには理論物理学者でもあるイアンも呼ばれていて二人で彼らの
地球に来た目的を知るため 言語の究明に尽力することになります。

ヘプタポッド(七本の足)と名付けられた宇宙人達の言語が次第に
わかり始めるにつれ、彼らには時間は流動的ではなく座標であるという
事実が判明します。つまり過去も未来も全て同じ時間軸にあり、
彼らは起こること全てを知っている状態にあることを知ることになります。
そして そんな彼らと接している内に ルイーズも全てを知る能力を
授かることになり、冒頭からの子供との記憶につながっていく・・・

私たち地球の人間は毎日の暮らしの中で時間という概念に基づき
生きています。そういう過去から未来に向かって行くという直線的な
時間の流れを基準とした、ものの見方考え方で生きているわけです。

しかし、私たちにもヘプタポッドと同じ、時間を座標的に捉えていた時期が
あります。それは幼い子供時代です。思いつきで生きていたあのときです。
未来に対する不安も過去に対する後悔もなく、大声で泣き、笑い、怒り
大人の都合も考えずに 今全てが欲しいのです。

この映画があまりにも私にとって衝撃的だったので原作本も読んでみたくなりました。
原作はもっと専門用語に溢れ、少し理解が難しい内容でした。
その点、映画は原作のエッセンスを残しながらも、視覚的そして
素晴らしい音響効果的に訴えかけてくれ、とても受け入れやすく
感覚で捉えることができるという驚異的効果を残した作品となっています。

子供はお気に入りの本を何度も読んで欲しいと、せがみます。
大人が退屈してちょっとストーリーを変えて読むと
そんなお話じゃない、きちんと読んでと怒ります。
もう知っている話なのに何で読んで欲しいの?と聞くと子供は

「だって聞きたいんだもの」 

ここに未来や全てを知ってても楽しめるヒントが隠れているような気がします。

量子物理学や理論物理学での時間に関する同時存在論が今現在
明らかにされようとしている中、ここを日常感覚的にも突破しないと
次なる次元に向かうには難しいと言うところまできていると感じます。

そんな中、このように映画という方法でこの概念を紐解いていくのは
とても素晴らしいことだと感動しています。難しいお勉強で学ぶだけではなく、
日常に生かされてこそ役に立つのですから・・・

私は過去も未来も全てを知った人間達は、退屈したり悲嘆にくれるのではなく
とても謙虚にそれでも全てを受け入れていくという選択をするのではないかと
信じています。

「だって 体験したいんだもの」という思いのもとに・・・・

注:音響効果が素晴らしいのでぜひ劇場でご覧下さい。

ソフィー ★★★★★
パパ ★★★★★

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モンスター (2003米=独)
出演 シャーリーズ・セロン  クリスティーナ・リッチ

実話ものは 最近あまりいい作品がない・・・・
というか 真実は小説より奇なりというけれど まさにそう。
数奇な運命だからこそ 映画にまでなったんだし 
だからハッピーエンドが少ないというのもわかるんだけど。

シャーリーズ・セロン・・・特殊メイクや肉体改造までして
ここまで 醜くなる必要はあったのかしら・・・・

アカデミー賞ではこの捨て身の演技に賞賛を送ったのだろうけど・・・
見ていて 心地のよい映画では全くないし、
実在した人物にそっくりの演技とと聞けば聞くほど 
信じられない思いでいっぱいである。
というのも つまり相手が娼婦であり かわいそうな身の上である
とはいえ、ここまで醜くすれた女と身体を交えたお相手など
可能なのであろうか?しかもお金を払ってまで・・・

また 死を覚悟するほど人生を諦めた女性が 愛する人のために
ここまで 尽くしきれるのだろうか?これを純粋・・という言葉で
片づけてしまっても いいのだろうか?

これからは 実話ものを見るときは よくビデオの裏の解説をみて
吟味してから見よう。と思うきっかけになった映画です。


ソフィー ★半
パパ ★半
ナオ ★★半

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MIBU (2002米)
出演 ウィル・スミス  トミーリー・ジョーンズ

クロアイ宇宙人一家としましては はずせない映画のひとつMIB!!
パートUということで 家族そろって見に行きました。
でも、でも やっぱり パート1の面白さには勝てないか?
犬が出てこなかったら、やばかったかも・・・・
悪者役の ララ・フリン・ボイル(懐かしのツインピークス女優)を含む
全ての悪者が迫力不足。悪者でも何でも やっぱり 魅力が大事?(^_-)
でも一番残念だったのは 吹き替えだったので マイケルジャクソンの生声が
聞けなかったこと・・・(T_T) 特殊メイクとまったく違和感がない
マイケルジャクソン!! さすがだわ〜!彼が宇宙人だとしたら 
「そのとおり!」ともう絶対信じる
ソフィーちゃんでした。
映画館の横の売店に売ってて欲しいものグッズ・・・・
記憶を消すときに使う ピカッとひかる ニューラ・ライザー型ペンライト??


ソフィー ★★★
パパ
茶髪眼鏡 ★★

パパ
トミーリージョーンズは短パンがお似合い。


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